第18回大会
激闘プレーオフ4ホール!吉田弓美子がシーズン3勝目!!
初日、首位に立ったのは、フェービー・ヤオ、ウェイ ユンジェ、アン ソンジュ、イ ナリ、佐伯三貴の五人。雨天となった2日目、奇跡的なことが起こる。17番で佐々木慶子と岡村咲が、3番で小楠梨紗がホールインワンを達成。同一トーナメントの「同日・最多ホールインワン」3回、「同一ホール・同日ホールインワン」2回はツアータイ記録。さらに翌日にも原江里菜が3番でホールインワンを達成した。雨の影響で首位のスコアは伸び悩み、2つ伸ばした吉田弓美子が首位のアンと佐伯に並び、3打差内に11人がひしめく混戦となった。
迎えた最終日、優勝争いは最終組と1組前のベテラン大山志保によるデッドヒートとなる。まずアンが1・2番を連続バーディとして単独首位に立つが、3番で吉田、5番で佐伯が並ぶ。さらに6・7番連続バーディの大山も加わり4人が首位に。すぐさま7番で今度は佐伯が抜け出すと、8番で大山が再び追いつく。バックナインに入ると吉田が連続バーディで抜け出すが、12番で大山が三度並ぶ。13番で再び吉田が首位に立てば、16番で今度は佐伯が追いつき、勝負の行方は美唄コース三大会連続のプレーオフに突入する。
最終18番とプレーオフ3ホール目までは佐伯の方が優位なチャンスを迎えていたが決めきれなかった。そして4ホール目、二人とも手前にオン。そこで佐伯が返しのパーパットを外したのに対し、吉田は確実に沈め、長い戦いにピリオドが打たれた。
アンをはじめ仲間の選手達による水かけで祝福された吉田は、表彰式でも終始笑顔。最後まで見届けた大ギャラリーによる喝采で、新たなるドラマを生んだ今年の白熱の大会は幕を閉じた。