第25回 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント、
運命の最終日、決勝ラウンド。

昨夜降った雨も上がり、第1組スタート時には快晴の青空。
OUTスタート12組、INスタート7組、
プロ54名、アマチュア2名、計56名が
それぞれの想いを胸にスタートした。

本大会の最終日と言えば、序盤から誰かが伸ばし、
目まぐるしく並びかけたり、抜きつ抜かれつの
デッドヒートが恒例の展開ではあるが、
単独首位スタートの小祝さくらも2位の比嘉真美子も
連続パーという静かな立ち上がり。

そう思うや否や、小祝が3・4番を連続バーディーとし、
2位比嘉との差を4打に広げる。

そんな中、下からのアツい押し上げがジワジワと迫る。
12位タイスタートの植竹希望、21位タイスタートの宮田成華、
葭葉ルミ、イ ミニョンらが8アンダー3位タイに上昇。

黄金世代の植竹は一時は2位タイまで昇ったが、
11番以降オールパーで伸ばせず結果6位タイに終わった。
また、黄金世代10人目の優勝を目指した
吉川桃、田中瑞希は共にパープレーで伸ばせず終わったが、
また黄金世代の底しれぬ層の厚さを感じた。

話を戻そう。
小祝と比嘉は、8番で共にバーディーを奪い、4打差は変わらず。
ハーフを折り返し、稼ぎどころの10番ロングを共にパー。
そこへ1組前のイ ミニョンが比嘉に並び2位タイ浮上。
ミニョンは連覇がかかる強者。
まさかここから?と思わせたが、10アンダー止まりで4位タイに終わる。

比嘉が12番で一歩後退。
入れ替わるように急上昇してきたのがプラチナ世代・古江彩佳だ。
前半1バーディーながら10番でイーグルを奪うと
そこから凄まじいバーディーラッシュを魅せる。
12番、14番からの3連続バーディーで12アンダーとし、
小祝との差はわずかに2打。

まさかと思わせたが、17番でボギーを叩き11アンダー。
その時、小祝が目覚めたかのように15番から3連続バーディー。
その差は2打から一気に6打差に。

このトドメのバーディーで17アンダーとした小祝は、
18番をパーでまとめ、3日間大会レコードを樹立。
自身ツアー2勝目を飾った。

先週のニトリレディスで大会ホステスプロとして競り負けたこと、
本大会では2年前に申ジエにプレーオフで惜敗したこと、
その2つのリベンジを見事に果たした小祝だった。

結果的には後続が迫ったものの並ばれることなく
最後は自らのプレーで大きく引き離したのだから
本大会としては珍しい圧勝逃げ切りであった。

おさらいすると、6打差の2位タイに古江彩佳と渡邉彩香。
7打差の4位タイにイミニョンと比嘉真美子。
8打差の6位タイには植竹希望と原英莉花の黄金コンビ。
9打差の9位タイに宮里美香と蛭田みな美というトップ10。

なお、15番ホールにかけられた決勝ラウンドの
「ホールインワン賞」は、サイ ペイインが達成し、
200万円を手にし、スコアも伸ばし11位タイで終えた。


ベストアマチュアは、出場9名中最年少で
中学3年の川畑優菜選手が3アンダー40位タイで受賞した。

今回、新型コロナウイルスの影響により、
まさかの第4戦となった当大会。
無観客試合での開催で、いつもの多くのギャラリーによる
歓声、声援はなかったが、選手たちはきっと
プレーできる喜びとファンの声援を胸に抱き
精一杯プレーしたことだろう。


今年も熱いご声援、誠にありがとうございました。

2年前は今年よりパーブレイク数こそ1つ少なかったが、ボギーは2日目の7番唯一つ。
これこそが成長の証。小祝さくらはリベンジ、2勝目、黄金世代、様々なものを背負って
勝ちきったに違いないだろう。
プラチナ世代も黙ってはいないと言わんばかりの猛チャージを魅せた古江彩佳。
6バーディー1ボギーとスコアを伸ばし2位タイに入った渡邉彩香は好調キープ。
連覇を思わせる最終日チャージを魅せたイ ミニョンは国内2戦目とは思えない活躍。
最終日は一つしか伸ばしきれず、元同門対決に勝ちきれなかった比嘉真美子。
15番から怒涛の4連続バーディーで見事な上がりを魅せた大会初出場の原英莉花。
植竹希望は、黄金世代として10人目の優勝者候補に入るほどの活躍で自己最高位。